子育て2016.09.07

子宮頸がんワクチンはうけるべき?副作用で死亡例も!?リスクをきちんと知っておこう

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2009年。
「癌」のワクチンというのはまさに魔法のような響きで、当時話題を呼んだ。
そしてすぐに接種が推奨されるようになり、特に中学生女子に対しては無料で受けられるようにまでなりました。


子宮頸がんとは

主に40〜50代に多く発症する癌ですが、最近は検診が一般的になることで20代でも初期の癌が発見されることが増えてきています。子宮の入り口の子宮頚部から発生する癌で、早期の発見により、治療がしやすいのも特徴です。
子宮頸がんの発症は、性交渉によるヒトパピローマウィルスの感染が原因として大きいといわれており、子宮頸がんの患者の90パーセントからこのウィルスが検出されています。また、このウィルス自体は珍しいものではなく、感染したとしてもすぐさま発症するとは限りません。





ワクチン導入の経緯

2009年に発売が開始。翌年、地方自治体が行うワクチン接種事業を助成が始まり、特に中学生女子を対象に無料(もしくは低額)での接種を行うことができるようになり、2012年での接種率は67.2%となりました。しかし、副反応などの報告が多く挙げられたことで、2013年には推奨することを中止しています。


効果のあるウィルスが一部

子宮頸がんワクチンと聞くと原因となるヒトパピローマウィルスも100%防げそうですが、実はそうではありません。パピローマウィルスにも種類が100種類以上あり、そのうち癌につながるリスクが比較的高いものは15種類程度と言われています。ワクチンが対応しているウィルスがさらにそのうち2種類となっており、それ以外のウィルスが原因の場合には、防ぐことができません。海外ではその対応している2種類のウィルスによる発症が70%とされていますが、日本ではもっと低く50%程度と言われています。


効果継続期間が約10年

実際に予防が確認できる期間は10年ほどと言われています。基本的に初性交渉前の接種が推奨されており、例えば14歳で接種したとすると24歳には効力がきれてしまいます。一度接種してその後永遠に継続するかどうかはさだかではないようです。


外国産

子宮頸がんワクチンは外国産であり、日本人の体質に合わせて作られたものではないため、上記のように対応ウィルスで不利な部分もあります。


死亡例もある副作用(副反応)

厚生労働省は副反応について以下のように提示しています。

10%以上      注射部の痛み、腫れ、腹痛、頭痛など
1〜10%未満    蕁麻疹、めまい、発熱など
1%未満      しびれ感、全身の脱力など
頻度不明      手足の痛み、湿疹など

また、最悪の場合は死亡の事例もあり、呼吸困難などになるアナフィラキシーや、脳機能の低下、歩行難になるなどの重度の副反応の報告もあります。

子宮頸がんワクチンは約130カ国で実施され、接種者数は3万人ほど。そのうち死亡者数は世界で130名となっています。アメリカでも数十人の死亡報告があげられ、社会問題となっています。




まとめ

子宮頸がんワクチンの効果はおおよそ50%(原因になるウィルスによる)。効果継続は10年程度。場合によっては思い副反応もありえます。単に「子宮頸がんが防げる」という認識だけでなく、色々なリスクがあることを理解したうえで、それぞれがワクチンを接種するか、またお子さんに接種させるのかを決定するのが良いかと思います。ぜひ参考にしてください。








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